ふれーゆ裏たぬきのトリック仕掛釣り日記

横浜港奥の『昼間は釣れないふれーゆ裏』での夕まずめ釣りをメインに1年中、アジ嬢を追いかけまわしております。

旧大山街道など長津田駅周辺の遺跡^ ^(竿休め20230523)

5/23()は午前休暇を取得。前日に予約をして、長津田駅前にある、横浜銀行に行く事になりました。

 

横浜銀行の銀行届出印鑑を引越し時の片付け時に紛失。実印じゃない三文印なので放置していましたが地震保険改定手続きやら、他の保険振込みやらの手続きで印鑑が必要に。

 

振込み書類に振込先銀行印なんか、今更、いらないでしょう。本当に面倒くさい。印鑑を紛失すると、銀行フリーダイヤルに電話。

 

届出印で現金が引き出せないように停止処理が必要。その上で、銀行窓口に通帳名義人が新たな印鑑を持参、登録手続きが必要。

 

印鑑登録手続きには、時間がかかる為、事前に窓口訪問予約が必要。なので、9:30に予約を入れました。

最寄り駅から電車🚃に乗り、長津田駅に到着。横浜銀行長津田駅南側。まだ、予約時間前の9:00過ぎに入店。

 

予約した事を1階の係員に告げると、エレベーターで2階受付窓口に。番号札を貰い、待合場所で少し待ち、カウンターに。

 

手続きは簡単に終了。但し、手続き登録が完了するまでには、約1時間程度掛かるとかで、終了したらスマホに電話して貰う事にして、店外に。

 

長津田駅南側には喫茶店☕️やら、ファミレスも無くて時間を潰せる場所は皆無。栄えているのは、不釣り合いな高層マンションが建っている北口。

わざわざ、駅を跨いで北口に行くのも面倒なので、北口を町田駅方面側に歩いて、駅前にあった、乾蚕倉庫跡地に。

乾蚕倉庫は1927年完成。当時、日本の主力輸出品は生糸(シルク)。この生糸で外貨を稼ぎ、富国強兵資金としていました。

 

世界を驚愕させた日本の航空母艦機動艦隊、無敵の戦闘機零戦、不沈戦艦大和も生糸を輸出した外貨から製造、生産された物。

 

日本製生糸は諸外国製よりも、格段に品質が良くて、且つ安価で特級品。なので、当然、高値で受け入れられたようです。

蚕の繭(まゆ)は、当然、中には黒鯛エサで有名?な、サナギが漏れなく入っています。なので、出荷にもたつくと当然、羽化してしまいます。成虫は繭を食べてしまうので、出荷はスピード勝負。

 

これを防ぐ為、繭ごと加熱(熱風乾燥)して、中のサナギを絶命させる方法を考案。この発明により、乾蚕倉庫に繭をストック。

 

繭相場を見て出荷する事が出来るようになり、養蚕農家に恩恵をもたらしました。時代は流れて利用されなくなり倒壊寸前に。

 

歴史的建造物として、保存するか?取り壊すか?横浜市の答えは取り壊し。で、更地にして駐車場となりました。

 

ちなみに横浜線は八王子から横浜まで、この蚕繭(かいこまゆ)を輸送する為の貨物列車で、横浜からは弾薬を、長津田駅から先の弾薬貯蔵庫(現在のこどもの国)に輸送していました。

まだ、時間があるので、その先にある、旧大山街道のな残りを見に行きました。旧大山街道ですが、神奈川県大山に行く街道で、今の道は国道246号線。

 

江戸時代は勝手に居住地外に目的もなく旅行する事が出来ず、お上に届出が必須。でも、伊勢神宮参り、身延山参り、大山参りは別格で届出すれは、まずOKだったそうな。

そして、近くにある大石神社外にある、常夜灯。薄ぼんやりと暗闇に灯りが灯っていたんでしょうね。

大石神社境内を抜けて、下に降りた丘の上にあるのが、日露戦争戦没者慰霊碑。文字の記載は、消えかかっているけど、陸軍大将・乃木希典書と書いてある。

後の太平洋戦争とは異なり、各村々から徴兵される事は名誉な事で送り出しも華やかだったらしい。

その隣にあるのが、皇太子殿下御野立之跡の石碑。皇太子とは昭和天皇の事で、戦前の皇太子時代に、この場所から見える長津田の原野で行われた陸軍演習をご覧になった場所らしい。

現在もこの場所に立つと、左手にこどもの国、正面に長津田駅。その先に住宅街が一望出来ます。

で、太平洋戦争時代は、近隣住民は徴兵されると、親戚一同と、この場所にお参り。武運長久を祈願して、万歳🙌長津田駅から、盛大に見送りを受けて、指定された集合場所に出征していったそうです。🙏

出征兵士を送る歌

 

わが大君(おおきみ)に召されたる
生命光栄(はえ)ある朝ぼらけ
讃えて送る一億の歓呼は高く天を衝く
いざ征(ゆ)け!つわもの!日本男児

華(はな)と咲く身の感激を
戎衣(じゅうい)の胸に引き緊(し)めて
正義の軍(いくさ)行くところ
たれか阻まん!その歩武(ほぶ)を
いざ征け!つわもの!日本男児

かがやく御旗(みはた)先立てて
越ゆる勝利の幾山河
無敵日本の武勲(いさおし)を
世界に示す時ぞ今
いざ征け!つわもの!日本男児

守る銃後に憂いなし
大和魂ゆるぎなき
国のかために人の和に
大磐石のこの備え
いざ征け!つわもの!日本男児

ああ万世の大君に
水漬き草むす忠烈の
誓致さん秋(とき)至る
勇ましいかなこの首途(かどで)
いざ征け!つわもの!日本男児

父祖の血汐に色映ゆる
国の誉の日の丸を
世紀の空に燦然(さんぜん)と
揚げて築けや新亜細亜

いざ征け!つわもの!日本男児 

 

しかし、戦局は次第に悪化。親父曰く、子供でもわかるくらい、出征兵士も若者から中年男性も出ていき、食べ物も日に日に🍙欠乏していったらしい。

爺さんや父親が親戚の宴席で、歌っていたので、耳に残っている、たぬき親父の「戦争を知らない子供達」世代。

 

丘を下ると、スマホに着信があり、再び、横浜銀行に。手続きが終了したとの事で、通帳、登録を終えた印鑑を返して貰い、帰途につきました。(印鑑無くすと面倒くさい)

 

もっとも、今は、新規口座開設で通帳印鑑登録無用のプランも選択可能なんですけどね。

 

色々、不満はあるけれど、先代のおかげで、平和な時代に生きる事が出来て、釣り🎣も出来て(釣れないけど、、)感謝致します。