ふれーゆ裏たぬきのトリック仕掛釣り日記

横浜港奥の『昼間は釣れないふれーゆ裏』での夕まずめ釣りをメインに1年中、アジ嬢を追いかけまわしております。

2021年度版ふれーゆ裏で釣れるサカナ3(竿休め20210620)

キューティー・ハニー

作詞:クロードQ

作曲:渡辺岳夫

この頃流行りのお姐さん〜、ふれーゆ裏廻ってるお姐さん〜、あっちに行ってよ、お姐さん、だってなんだか、だって生臭いんだもん

お願い〜、お願い〜、近寄らないで、たぬきのお竿がヒクヒクしちゃうの〜、ダメよ、ダメよ、ダメよ、5匹も掛かっちゃダメ!コノシロ〜、、、フラッシュ!(ポーカーなら、ファイブ・カード^ ^)

この頃流行りのお姐さん、お腹がでっぷりした、お姐さん〜、コマセ無くてもカラ針でも喰って来るんだもん(T ^ T)

お願い〜、お願い〜、コマセカゴ揺らさないで〜、底行くアジ嬢が素通りしちゃうの〜、ダメよ、ダメよ、ダメよ、7匹も掛かっちゃイヤ〜

コノシロ〜、、、フラッシュ!(マジで、重くて左手肘がテニス・エルボーならぬ、コノシロエルボーに^ ^)

うるせぇよ!たぬき親父( *`ω´)/〜>* ))))><2010年度ふれーゆ裏コノシロ釣果194匹、2021年は6月時点で207匹を釣り上げております( ´Д`)/〜>* ))))><

間が空いてしまいましたが、ラストの、ふれーゆ裏で釣れるサカナの21位から37位まで一気に紹介していきましょう。

抜け漏れがありましたら、コメント覧に書込みをしていただけると助かります。また、この36位以外に「たぬき親父!こんなサカナが釣れました!」情報があれば、是非、お教え下さい。

21.コノシロ◯

22.サヨリ

23.サメ●

24.シイラ

25.シリヤケイカ

26.スズキ◯

27.タコ●

28.タチウオ◯

29.ハゼ●

30.ヒイカ

31.ヒイラギ◯

32.ヒラメ●

33.フグ◯

34.ベラ◯

35.ボラ◯

36.マゴチ●

37.マルタ●

・釣った事があるサカナは◯、釣れたのをみた事があるサカナは●で記載しています。

21、コノシロのウンチク

ペイトンさんより、たぬき親父は、2020年コノシロ釣果チャンピオン(コノシロ王^ ^)なのに掲載されてないのは( *`ω´)/何事!

f:id:tanukifureiyu:20210620215228j:plain

と、抗議をいただきました。ありゃ?すみません、漏れてました。と言うか、アウト off 眼中でした。

f:id:tanukifureiyu:20210620214946j:plain

コノシロですが、ふれーゆ裏では2018年位から急に釣れだしました。東京湾全体でも漁獲量が年々増加しているサカナです。

サビキ釣り、ウキ釣り、フカセ釣りで釣れますが、トリック仕掛け釣りが1番釣れます。(実証済)

どうやら、東京湾に流れ込む河川の浄化が影響しているようですね。コノシロだけでは無く、河川下流域を好むボラやスズキも個体数が増えているようです。

コノシロの成魚は30センチを越えるサカナですが、平べったくて、遊泳力もあまり無いようで、引き味もあまり良くないサカナです。

それでも、たまにアジ&サバ風味の様に喰いあげ、横走りする元気なコノシロが針がかりして来る事があります。

コノシロは出世魚で大きくなるにつれて名前が変化します。シンコ→コハダ→コノシロで、小さいうちはプランクトンなんかを食べます。

この為、臭みが無くて小骨は多いものの、甘酢漬けにすると気にならないし、食べ応えもあり、すっきりとした良い味。

シンコ(10センチ以下のコノシロ幼魚)は初夏が旬。包丁捌き、塩の塩梅や甘酢濃度や漬ける時間などが難しいサカナ。

美味い寿司屋は当然、シンコが美味い。銀座辺りの寿司屋なら旬のシンコは本マグロ大トロと同じ値段の高級魚扱い。

大きく成長すると海底のドロをあさって食べるので別名「ドロクイ」と言う、有難くない名称になる逆出世魚に。

河川河口や湾岸のヘドロを吸い込んで有機物を取り込んで食物としているようです。河川の水温が低い冬場や産卵前の魚体が旬。

歴史的にはコノシロは焼くとヒトを焼く匂いが、とか、サムライが切腹前に供与されるサカナとか散々。

大きくなると価値が下がる逆出世魚。十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人^ ^なんか親近感が。正月料理のコハダ粟漬け(安価なのはコノシロが利用されてます)で店頭に並びます。

当然、コノシロは安価なサカナなので、回転寿司ではコハダの名前で出ています。皮の点々の間隔が大きいのがコハダです。

ニシンの仲間で小骨が多いサカナ。甘酢に漬けて丸2日くらい冷蔵庫放置すると骨も柔らかくなり、美味しく食べられます。

でも、特有のクセがあるサカナ。何とか、美味しく食べる方法はないか?臭みは塩漬けにして、約1時間放置してドリップ破棄。

f:id:tanukifureiyu:20210620215106j:plain

皮付きのままでも良いけど、苦手な人は皮を剥いで骨切り。大体、2mm間隔で骨切りをすると揚げあがりの小骨が気にならなくなりますので、お試し下さい。

流水で、しつこいくらいに洗浄。水気を切ってから、レモン汁又はライム汁等を振りかけてから、市販の唐揚げ粉をまぶす。

または、生姜汁&醤油少々をまぶす。かわりにカレー粉でも美味しいかも。食用油で2度揚げ。

f:id:tanukifureiyu:20210620215145j:plain

コノシロの匂いや臭みも全然、しなくて、サクサクのフワフワ。お酒のおつまみや、食卓の追加の一品にいかがですか?

4月から6月頃にかけては、卵を持ったコノシロも釣れて来ます。卵だけ集めて、酒、砂糖、醤油少々で煮込むと、これも絶品です。

ただ、あまりにも釣れすぎる為、スズキ&アナゴ、タチウオのエサ(塩漬け切身にして冷凍庫保管)にする以外はオールリリースにしています。

22、サヨリのウンチク

冬から春先にかけて釣れるサカナ。海面から1m位までの上層を群泳しています。大黒やふれーゆ裏で釣れるのはエンピツサイズが主体ですが、時々、サンマサイズも。

f:id:tanukifureiyu:20210620215308j:plain

大きくなると、サンマぐらいのサイズまで成長します。味は白身で淡白な味わい。干物もスーパーで販売していたりします。

クチが小さくて、眼が良いサカナ。小さめの針でウキ釣りか、サビキ釣りで。偏光サングラスがあると浮いて来たサヨリが見えるかも?しれませんね。

23.サメのウンチク

投げ釣りでサカナの切り身をつけると、アナゴが釣れますが、稀にサメが釣れてくる事があります。

f:id:tanukifureiyu:20210620215404j:plain

歯がノコギリの様なお馴染みの?サメでは無くてネムリザメ、ドチザメと呼ばれるおとなしい種類が釣れる様です。

夜釣りが良いようで、専門にサメを狙っている釣り人がいます。エサはサバの半身とかイカを使用している様子。

大人しいサメと言っても、大きなサイズは軽くメーターアップ。アタリも強烈な感じで、針がかりするとドラグが音を立てて唸りだします。

背ビレ、胸ビレ、尻ビレは高級中華食材のフカヒレ。身も独特のクセはあるものの、フライや煮付けで食べる地方もあるサカナです。

サメは有史前から棲息しているサカナ。その為かどうか?泌尿器が未発達で肉にアンモニア臭がします。

冷蔵装置が未発達な時代に海から遠い地域には、この欠点が幸いして輸送時に腐りにくいサカナとして重宝されました。

f:id:tanukifureiyu:20210620215423j:plain

父母実家がある栃木では、スーパーにサメの名称では無く「もろ」と言う名称の煮付け用切身で販売されています。

子供の頃に良く食べさせられました。カレイの様なタラの様な?柔らかいクセが無い味の煮付けでした。

24.シイラのウンチク

これも大型では無くて、20センチ前後の可愛いサイズが釣れるようです。たぬき親父は、大黒海釣り公園や川崎新堤で、このサイズをサビキで釣り上げた事があります。

f:id:tanukifureiyu:20210620215447j:plain

ふれーゆ裏に廻って来て釣れ出す事があるかも知れませんね。

25.シリヤケイカのウンチク

毎年4月下旬から6月上旬にかけて、産卵の為に浅瀬に接岸して来るコウイカの仲間です。シリヤケイカの語源は尻からオレンジ色みたいな体液を出すので、お尻が焼けた様に見えるからのようです。

f:id:tanukifureiyu:20210620215747j:plain

コウイカの仲間なので、ずんぐりとした体型で足は短く体内にイカ船(船の形をした骨)が入っています。

偉そうに言ってますが、シリヤケイカを落とした事はあっても、釣り上げた事は無いのがたぬき親父。

シリヤケ番長こと軟体帝王カイザー・ペイトンさんにシリヤケ攻略法を聞くと着底後に海底を探り、明らかに根掛りとは異なるヌメッとした手応えが、、、?

何のこっちゃわかりません。大体、エギが海底に着底したか?どうかすらも、わかりませんから。と言う事でシリヤケを釣りたい方!

是非是非、カイザー・ペイトンさんの教えを聞いてシリヤケイカ(通称:イカロス)を仕留めて下さい。

26.スズキのウンチク

このサカナも出世魚。成長するにしたがってセイゴ→フッコ→スズキと呼び名が変わります。鯛に似た白身ですが鯛より淡白。

f:id:tanukifureiyu:20210620215824j:plain

刺身だと弾力があるので薄造りにして、氷水で〆た、洗い造りが一般的で夏が旬。煮付けるとタラより身が柔らかくなるサカナ。

しかし、70センチを越えるスズキクラスになると背骨は人間成人男性の小指程の太さ。生半可な包丁では断ち切るのは困難です。

サカナの引き具合いは、シーバスの名称になぞらえる程、強烈な引きですが案外、持久力が無くて、釣るのが難しいサカナではありません。

とは言え、針がかりして合わせをした瞬間にドラグを締めていないと投げ竿ですらバキバキと竿が悲鳴をあげる強烈な引き込み。

小魚を捕食している事から、ルアー、ワーム、ジグでも釣れるし、餌釣りでも釣れるサカナです。

1年中を通して釣る事が出来るサカナで、川と海の水が混ざり合う喫水域を好むサカナ。ふれーゆ裏は鶴見川と隣接。普段はこの辺りに生息しているようです。

朝まずめ夕まずめになると喫水域から出て来て、イワシ、イナ、アジなどの小魚や海底の虫などを求めて徘徊します。

27.タコのウンチク

このところ、横浜港の湾奥に位置する、ふれーゆ裏でも、タコが釣れています。ベストシーズンは夏ですが1年中釣れています。

f:id:tanukifureiyu:20210620220020j:plain

これも、たぬき親父は釣れていません。釣ろうとタコ用のエギやらタコユラやら試しましたが釣れる気がせず諦めています。

投げ釣りで針がかりしたサカナにタコが喰いついて釣れてくる事もあるようです。今時期は今年生まれた子ダコ(新子)が釣れていますが小さいタコはリリースしましょう。

f:id:tanukifureiyu:20210620220133j:plain

また、タコと言えば、ペイトンさん&のんパパさんのオシャモジに針&人形をつけたホラー釣り。

タコは海底に漂う死んだサカナも捕食するので白い色のモノに喰いつく性質があるらしくて、人形を取り付けるのは理にかなった釣り方の様です。

ダイソーで販売している百均着せ替え人形なんかがコスパが良くて良いらしい。しかし、ココは日本^ ^

f:id:tanukifureiyu:20210620220151j:plain

やはり、市松人形とか純和風でチャレンジしていただきたい。でも、道糸が切れて流れ流れて、夜釣りのチョイ投げで引っ掛けたならば、もうホラー^ ^

27.タチウオのウンチク

3年位前から、ふれーゆ裏でもタチウオが入って来て釣れ出しています。エサ釣り、ルアー、ジグで釣れる為、人気があるサカナ。

夕まずめ、夜間、朝まずめに捕食する対象魚を追って、ふれーゆ裏に入って来ます。カタクチイワシ、サッパ、豆アジ、コノシロなどを、せっせと捕食しているようです。

トリック仕掛けで釣れたコノシロにタチウオの歯型がついている物をよく見かけます。1年中釣れるサカナですがシーズンは夏から晩秋にかけてが良く釣れるようです。

夜間、トリック仕掛けで釣りをしていると、針がかりしたカタクチイワシにタチウオが喰いついて来る事がしばしば。

指1本から2本の幅で30〜60センチ程度のベビータチウオが梅雨入りから梅雨明けにかけて喰ってくる事があります。

今年はまだ釣れていませんし、トリック仕掛けの仲間からも釣れた報告が入っていないので入って来るのが遅れているのか、そもそも、今年は個体数が少ないのかも?

夏に入って来るとタチウオも幅が指3本クラスになって来て、トリック仕掛けに喰いついた、カタクチイワシごと仕掛けを喰いちぎっていってしまいます。

あたりは独特でグンと竿先を揺さぶり、取り付けたアタリ取りの鈴が鳴ります。竿先を引き込んだまま、左右どちらかにスーッと道糸が引っ張ります。

竿を手にして合わせると、一瞬、サカナの重さや引きが手元に伝わりますが、プツンと仕掛けが切られてしまいます。

オモリごと仕掛けが一晩で数個持って行かれるので、コマセカゴの下にワイヤー仕掛けをつけて針に釣れたサッパを掛けて投入。

f:id:tanukifureiyu:20210620220521j:plain

すると同じようなアタリ。でも、ワイヤー仕掛けなので切られず、無事にブチ抜く事が出来ました。

f:id:tanukifureiyu:20210620220610j:plain

タチウオも引きは強烈で釣り人がタチウオ狙いに通うのも納得。飛ばしウキでエサはキビナゴをつけて釣るのが一般的。

でも、何もウキを飛ばさなくても、タチウオはカタクチイワシを追いかけて、足元にも入って来ますので胴付き仕掛けで釣れます。

釣りあげたタチウオは指4本、85センチの中々のサイズ。釣りあがった魚体はシルバーの魚体と言うよりも金属タッチの虹色。

クルマ、バイク好きならチタン集合管の焼き色みたいに光輝いています。スーパーの切身で見る銀色とは月とすっぽん^ ^

顔つきは指4本にもなると、シードラゴンとかキングギドラでいかついけど、刺身にすると美味いし、焼いても白身の淡白な味。

今年はフロロカーボン仕様のトリック仕掛けも入手しているので初夏からのタチウオ開幕戦を密かに楽しみにしています。

29.ハゼのウンチク

たぬき親父が子供の頃に竹竿を持ち、鶴見川河口で釣っていたのがハゼ。ウキ釣りで結構な数が釣れていました。

f:id:tanukifureiyu:20210620220652j:plain

数は少なくなったものの、ふれーゆ裏でも、ちょい投げでハゼが釣れて来ます。京浜運河が汚くて海水の色が黄緑色だった頃、シーズンには入れ食いでした。

f:id:tanukifureiyu:20210620220707j:plain

なんで、個体数が減少しちゃったんでしょうね?なんでなんだろう?

30.ヒイカのウンチク

スマホサイズの小さいイカ。夜になると足元でチョロチョロと乱舞したり、トリック仕掛けに喰いついたカタクチイワシに喰いついて来る事も。

f:id:tanukifureiyu:20210620220722j:plain

トリック仕掛けに喰いついたヒイカを、のんパパさん&パンダさんが釣り上げています。

31.ヒイラギのウンチク

成魚でスマホサイズ。節分の日に黒焼きにしてヒイラギの葉と一緒に飾るサカナ。魚体はウロコが無くて粘液でヌルヌル。

f:id:tanukifureiyu:20210620220737j:plain

唐揚げや煮付けにすれば食べられるサカナ。クチがジャバラ状に伸び縮みするのがユーモラスな奴です。

32.ヒラメのウンチク

ヒラメが、ふれーゆ裏なんかで釣れるわけ無いだろうって?ところが、ふれーゆ裏でも、高級魚のヒラメが釣れるんです。

f:id:tanukifureiyu:20210620220754j:plain

何故かと言うと、横浜市ではヒラメやカサゴ、タイの幼魚などを毎年、放流しています。そして、過酷なサバイバルを勝ち抜いた猛者ヒラメが横浜港にも生息しています。

底を根掛かりを恐れずにジグ引きや、カタクチイワシの泳がせや、ぶっ込みで釣れるのと、時にはカタクチイワシを追いかけて、トリック仕掛けに掛かったイワシに喰いつく事もあるようです。

カタクチイワシが釣れたら、泳がせ釣りで狙ってみてください。ハズレは、アカエイ&サメのコンビですけどね。

33.フグのウンチク

ふれーゆ裏で釣れるフグはクサフグ、アカメフグですが、稀に、ヒガンフグが釣れる事もあります。

f:id:tanukifureiyu:20210620220905j:plain

勿論、食べるな!危険!の毒魚ですので、フグの調理師免許を持ってない方はリリースしましょう。

たぬき親父が20代の頃、千葉県内房からフグ釣り船に乗った事があります。ショウサイフグ?だったっけな?

8匹位、釣り上げて船宿に戻り、クーラーごと預けると、待合室でお茶&フグ唐揚げをいただいている間に捌いて袋づめ、氷を入れてクーラーを返してくれるシステム。

釣り船親父の包丁捌きを横で感心して見ていた先輩が親父に声掛け。

先輩

「う〜ん?!それにしても、見事な包丁捌きだね。それに、捌くのが早いよね。何年くらいやってるの?」

釣り船親父

「そうだなぁ〜?先代の親父から船を引き継いでからだから、かれこれ、30年くらいは、フグを捌いているよう^ ^」

先輩

「30年かぁ〜、それじゃあ、捌くのが上手いし、早いのも当然だよね?でも、フグの調理師免許って取得するのが難しいんでしょ?」

釣り船屋の親父

「そんなモンは持ってネェよ。ここいらの船はみんなそうだ^ ^」

冗談なのか?マジなのか?でも、捌いていただいたフグは美味しくいただきましたとさ。めでたし、めでたし。

34.ベラ(キュウセン)のウンチク

ふれーゆ裏で投げ釣りやトリック仕掛けで釣れる事があります。ベラの仲間のキュウセンベラで色が綺麗なサカナ。

f:id:tanukifureiyu:20210620220933j:plain

小骨が多いサカナですが、クセがなくて味噌汁に入れると良い出汁がでます。

35.ボラのウンチク

コノシロ、スズキと同様に川の河口域から湾奥を好むサカナです。脂が乗るのは冬場で身にはクセが無くて美味しいサカナです。

f:id:tanukifureiyu:20210620221014j:plain

このサカナも出世魚で、イナ>ボラ>トドと大きくなるにつれて呼び名が変わります。小さなイナの時にはプランクトンが主食。

30センチを越えたボラサイズになると、下流域の泥、海底の泥を食べて、有機物をエサにしているようです。

この為、ウロコと皮、内臓に臭みが出るサカナで嫌煙されています。水質が良い場所のボラは臭みが無いサカナ。

伊豆の磯でボラを釣り、クーラーに海水を入れて持ち帰ったところ、ブクも入れてないのに元気いっぱい。生命力も強いサカナ。

昔々の東京湾浅瀬には、ボラ釣りの為のボラやぐらがあり、ボラ釣りは釣り人にとってもポピュラーな釣りのようでした。

f:id:tanukifureiyu:20210620221132j:plain

ボラの卵巣を干して固めたものが、カラスミで高級食材として流通しているのは皆様周知の事実。

ふれーゆ裏や大黒埠頭で釣りをしていると、沖をポンポンとボラが跳ね飛ぶ事があります。これ、何故、ボラが跳ね飛ぶのか?

色々な説があるらしいのですが、学者さんの間でも謎なんだとか。また、普段はサビキやトリック仕掛けに喰っては来ないものの、何かの?きっかけで喰って来ます。

たぬき親父が、ふれーゆ裏や大黒海釣り公園で経験したのは大雨が降った翌日。海は茶色に濁った状態。

ふれーゆ裏ではボラ、トド(トドのつまりの語源やね^ ^)入り乱れて13連発。蛍光7号Wフックトリック仕掛けでゴボウ抜き。

竿先のアタリはコノシロ並みに小さい時もあれば、一気にズドンと竿を弓なりに絞り込む事もあります。引きは強烈。

黒海釣り公園でサビキ釣りの釣り人を見ていたら、竿を立ててドラグを緩めていないらしくて、サビキ仕掛けはプツン^ ^

何回も仕掛けを交換。しかし、その都度、針がかりするのは、ボラ&トドオンリー。奴らが活性化するのはマレですが迷惑^ ^

36.マゴチのウンチク

ハゼの生きエサぶっ込みで釣れてくるようです。マゴチは高級魚でフィッシュ・イーター、身には弾力性があり、刺身は絶品ですので、ハゼを釣ったら、ぶっ込み釣りに挑戦してみるのも良いかも?

f:id:tanukifureiyu:20210620221158j:plain

ふれーゆ裏の常連さんで、何本も竿を出してハゼ狙いをして、釣り上げたハゼを釣具屋に売却して、小遣い稼ぎ。

貯めたお金で原付きバイクを購入した猛者もいたようですよ。

37.マルタのウンチク

マルタは川の中流で釣れるウグイの仲間で、海に住んでるタイプのサカナ。小さい幼魚のうちはウグイにソックリ。

f:id:tanukifureiyu:20210620221228j:plain

中津川で釣った18センチ位のウグイ(♂)を自宅の水槽で飼った事がありますが、鯉の仲間らしく底の砂利石を吸込み吐き出す動作を繰り返していました。

ウグイも成魚になると30センチ以上の魚体になりますが、サイズはマルタウグイには到底、敵いません。

f:id:tanukifureiyu:20210620221243j:plain

マルタは、大きくなるとメータークラスにもなるサカナですが、骨が多くて味も大味で美味しいサカナでは無いようです。

三浦半島の逗子の防波堤や磯で18センチ程度の幼魚を釣った事がありますが、メーターサイズは見た事がありませんでした。

ふれーゆ裏でイシモチ爆撃隊のメンバーが、マルタを釣ったところに出くわしました。マジに真ん丸したマルタの様な魚体。

マルタですか?珍しいサカナですね。と声かけしたら、珍しくないよ、良く釣れるよ〜との事でした。

f:id:tanukifureiyu:20210620221314j:plain

f:id:tanukifureiyu:20210620221339j:plain

圏外(魚じゃないので^ ^)

1.イルカ(大黒海釣り公園に出没)

1.カニ(チョイ投げで引っかかって来る)

2.ナマコ(同上)

3.ヒトデ(同上)

4.カラス(サカナを針ごと持っていった)

4.カワウ(海中で針がかりした奴を横取り)

5.カモ(トリック仕掛けのアミコマセ喰い)

6.たぬき(釣れたサカナを横取り^ ^)

f:id:tanukifureiyu:20210620221558j:plain

ふれーゆ裏は海側にアルミ柵が設置された、足元が良い釣場。鶴見川河口からゴミ焼却場前まで足元は砂だったり岩礁だったり。

護岸もオーバーハングしている場所や、ゴミ焼却場の温排水が出ている場所もあり、水深も約6〜8mと様々。

初心者からベテランまで楽しめる、楽しい釣場です。持って来たゴミは持ち帰る、来た時よりも綺麗に。

マスコミに取り上げられて、混み合う事もありますが、みんなで譲り合って仲良く釣りをしましょう。