ふれーゆ裏たぬきのトリック仕掛釣り日記

横浜港奥の『昼間は釣れないふれーゆ裏』での夕まずめ釣りをメインに1年中、アジ嬢を追いかけまわしております。

2021年度版ふれーゆ裏で釣れるサカナ(備忘録20210406)

Hello, again〜昔からある場所〜

替え歌で、

Hello, again〜昔から釣れない場所〜

歌:MY LITTLE LOVER

作詞:KATE

作曲:藤井謙二

いつも アジを 待ち続けた 季節は

何も言わず 通り過ぎた

雨はこの裏に 降り注ぐ

釣れない 釣り人とコマセを 包み込んで

釣れないことを 気づかぬまま 時は過ぎ

痛むサイフに 気が付かずに 僕は一人になった

「釣り場の中で 裏は釣れない よそに行けよ」

君の声が 今も胸に響くよ

それはアジが彷徨う影

君は何か釣れた? あの時ボウズだった

自分の限界が どこまでかを 知るために

僕は釣りをしてる訳じゃない

だけど 新しい仕掛けを持ち 裏に出れば

波の彼方に トドが跳ねて カモが漂うだけ

僕は この竿伸ばして 柵に進み 風を受けて

釣って行こう どこかでまためぐるよ

遠い昔から釣れない場所

夜の間でさえ 季節は変わって行く

雨は やがて あがっていた

「釣り場の中で 裏は釣れない よそに行けよ」

君の声が 今も胸に響くよ

それはアジが彷徨う影

君は何か釣れた? あの時ボウズだった

Hello, again a fureue wera

Hello, again my no fish day

Hello, again a fureue wera

Hello, again my no fish day

Hello, again a fureue wera

Hello, again my no fish day

うるせぇよ( *`ω´)/〜>* ))))><さて、今回は数年前に、ふれーゆ裏では何が釣れるのか?特集しましたが、再度、掲載。

ふれーゆ裏では、どんなサカナが釣れるのか?再び、列挙してみました。また、オマケとして、サカナじゃ無いけど釣れるものも記載してみましたので参考にして下さい。

たぬき親父が実際、釣り上げたモノには、後ろに◯、釣り上げたモノを見たモノには●を記載しています。

1.アジ◯

2.アイゴ●

3.アイナメ

4.アナゴ◯

5.イサキ●

6.イシモチ

7.イナダ●(ワカシ、ワラサ)

8.イワシ◯(カタクチ、カタボ、マイワシ、ウルメ)

9.海タナゴ◯

10.エイ(アカエイ)◯

1、アジのウンチク

ふれーゆ裏と言ったらアジ。誰が何と言ってもアジ^ ^です。釣るためには生態を知るのが早道。

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名前からして、味が良いからアジ。刺身や叩き、なめろうや、アジフライ、竜田揚げ。塩焼きも美味いし、当然、干物も。変わった所では、アジの味噌煮。

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鮮度が良いアジフライは別モノ。飲食店の安価なアジはマアジではなくて、赤アジや青アジと言う、安価なアジ。

新鮮なアジが食べられるのは、釣り人の特権です。魚屋で買えば良いのに!はガン無視して、どうしたら釣れるか?アジフリークは、日夜、研究努力を惜しみません。

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まず、アジは警戒心が強い臆病なサカナ。ふれーゆ裏のレギュラーサイズは18センチ前後ですが、秋から晩秋にかけては25センチ前後の良型が回遊して来る事もあります。

釣れる時期ですが、海水温が12℃を越えたあたりから釣れ出します。毎年、3月の春分の日前後から翌年の成人式前後位までが、シーズンとなります。

海水温については、ふれーゆ裏前の大黒埠頭埋立地にある、大黒海釣り公園が毎日、計測結果をHPで公開していますので目安にして下さい。

活性化する海水温は20℃前後。それ以上の海水温になると深場に潜ってしまうようです。ふれーゆ裏の水深は6〜8m前後ですが、対岸にある大黒埠頭の海釣り公園は12〜18m。

一生涯、遊泳しながら暮らすアジ。昼間は海底近くを徘徊。その為、水深が浅い、ふれーゆ裏には昼間は回遊せず、大黒海釣り公園のような水深があるところで餌を漁っているようです。

稀に空模様が曇天で風があり、波が出て潮に濁りが出ていて、海水温が安定するなど条件が整った場合、昼間のふれーゆ裏に、奇跡的にアジが回遊して来ることもあります。

今、台風被害で損傷した本牧海釣り施設の、沖桟橋は水深18m前後。大黒と異なり、防波堤ではなく、桟橋なので潮通しは良好。

本牧沖桟橋は真夏でも真冬でも、アジが回遊する貴重な釣場。3/18現在、渡桟橋は復旧工事中です。

眼が良く、体型もスリムな流線型で、遊泳力もある魚。餌を探す際は、視力、嗅覚、水流変化で捕捉しているようです。

プランクトン、小エビ等の甲殻類などを好んで捕食しているようです。普段は海底から0.5〜1m付近を回遊して来ます。

アジを釣るなら、日の出前の朝まずめ夕まずめがベストです。また、潮回りが良い曇天や雨降りの日には昼間でも釣れる事が。

昼間に家族づれでアジが釣りたいと言う方は、7〜8月がおススメ。その年に生まれた小アジやカタクチイワシ、小サバが釣れる事があります。

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中には、5センチ足らずの金魚のようなアジが釣れる事も。弱ってなければリリースしてあげて下さいね。

しかし、回遊魚ですので、釣れる釣れないは、天候や潮任せ。これを読めるようになると、更に釣りが面白くなります。

釣り方はサビキ釣りか、トリック仕掛け。近頃流行のアジングでも釣る事は出来ます。サビキ仕掛けはアジが回遊して来た時には、もっとも有効な釣り方。

しかし、アジは回遊魚です。また、昼間はまず、廻らないので、いくらコマセカゴにコマセを詰めて撒き散らしても釣れません。

アジが廻らないのに、手持ちで竿を持ったままの釣りは疲れるだけです。昼間も、たまにですが、アジの偵察部隊が廻る事も。

アジが廻るタナ(深さ)ですが、良型のアジ程、底から50〜1mの範囲内を廻って来ます。稀に活性が良い場合は浮いて来ますが、「アジは底を釣れ!」がふれーゆ裏の鉄則ですので覚えておきましょう。

また、眼が良いサカナで、針が大きいと見切ってしまいます。トリック仕掛けでも喰いが良いのは5号針。サイズアップしても不安がないのは6号になります。

サビキ仕掛けの針はトリック仕掛けの針よりも大きいので4号針に相当します。4号又は5号がベスト。

ふれーゆ裏は意外と潮流の流れが速いので、小さなオモリでは左右の釣り人の仕掛けに絡んでしまい迷惑になります。

8号、10号、12号、18号を用意して、潮流に流されず、真っ直ぐ下に落ちるようにオモリを変えて試してみて下さい。

また、夜は街灯下の明るい海面に集まる、プランクトン、小エビ等を求めて回遊して来ます。神奈川県は釣りで利用する集魚灯の利用制限はありませんので、充電式ヘッドライト、作業灯で海面を照らすと回遊して来た群れを足止めする事が出来ます。

もっとも、回遊して来なければ、昼間の100W電球^ ^で効果は無し!たまにワタリガ二が浮いてくる事があります。

2、アイゴのウンチク

関東周辺で毒があるサカナと言えば、アイゴ、 ハオコゼ、ゴンズイの三役になります。アイゴとハオコゼは背びれに毒を持っています。三役は、ふれーゆ裏では釣れなかったのですが、昨年はアイゴが釣れていました。

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アイゴは捌くと内臓が臭いサカナの様です。背ビレをハサミで切り、ワタヌキ処理さえ、キチンとれば、食べられないサカナでは無いようです。(ちなみに食べた事はありませんので情報の受け売りです)

成魚になると30センチ近くにもなるサカナ。西伊豆の土肥にあるコバルト堤防で成魚を釣り上げた事があります。

引きが強く玉網でアシストしてくれた地元釣り師も丸々して魚体に錆びも出ているアイゴを見て苦笑い。

じっくりと観察して画像を撮っていたら、早く捨てちゃいな!と後ろから廃棄リリースコールが巻き起こりました。

釣れても放置しないで下さい。死んでも毒が生きていますので、子供が触ると病院行きの騒ぎになります。リリースしましょう。

3、アイナメのウンチク

昔は1年中、良く釣れるサカナが、このアイナメでした。デカい奴は30センチを軽く超える魚体で丸々している為、釣り人から、別名:ビール瓶と呼ばれて愛されたサカナ。

魚体の模様は竹の子の皮の様な仕様。頭がデカくて、針がかりすると首振りをして暴れるサカナでした。

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尾ビレの真ん中が、くの字形のサカナが、アイナメで丸いのがクジメと呼ばれています。クジメの方が魚体が少しスマートかな?

堤防のヘチにブラクリ仕掛けを落として、探り釣りをすると、面白いくらいに釣れましたが、近年では原因は不明ですが、何故か個体数が減少しています。

刺身、煮付け、フライにしても美味しいサカナですので、良型が釣れたらキープ、小さな奴はリリースしましょう。

4、アナゴのウンチク

アナゴは夜釣りのちょい投げで、一年中釣れますが、特に夏がピークで良く釣れているようです。

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ウナギ同様に、ヌルヌルとトグロを巻いて、グロテスクですが、天ぷら&蒲焼きは絶品。

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釣りエサは、青イソメの他に魚の切り身でも喰って来ます。釣れたイワシを針につけて、チョイ投げするのも面白いですよ。

5、イサキのウンチク

ふれーゆ裏で秋口から初冬にかけて、イサキの幼魚「通称:うり坊」が釣れるようです。

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成魚は夏が旬のサカナ。産卵して生まれたサカナが秋口から、ふれーゆ裏に回遊して来るようです。

成魚は深場にいて、釣り船の対象魚のようです。食べられない訳じゃ無いですが、リリースしましょう。

6、イシモチのウンチク

ふれーゆ裏での投げ釣りでは、青イソメをエサにつけると、着底した場所が砂地の場合、イシモチ、キス、メゴチ、エイ、アナゴが釣れる事があります。

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イシモチも1年中釣れるサカナですが、シーズンは4月から秋口にかけてが数が釣れるようです。

大きな奴は40センチ位まで成長します。似たようなサカナでニベがいます。イシモチは頭の後ろ辺りに石を持っていて、釣り上げると、グチグチ、グーグーと鳴きます。

そのまま、クーラーにブチ込むと、しばらくグーグーと、うるさいのは、ご愛嬌。

東京湾相模湾で良く取れるサカナで、カマボコ、ちくわの材料に利用されています。白身のサカナで焼いても美味いサカナ。

お隣の韓国では、イシモチはお祝い事にも使われる高級魚です。韓ドラにも出て来る宮廷料理「韓定食」の常連です。

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ふれーゆ裏対岸の大黒海釣り公園では、4〜10月くらいまで、50〜100mも投げられれば、簡単に釣れるサカナ。

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イシモチ釣り名人の常連さんがいて、釣り方をレクチャーしたり、釣れたイシモチを家族連れに進呈したりしています。

7.イナダのウンチク

8月の終わり頃から相模湾でも釣れだす、ワカシやイナダ。ブリの幼魚名で、ワカシ>イナダ>ワラサ>ブリと出世魚の王者です。

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なんと、潮回りによっては、エサにしている小アジ、小サバ、イワシを追いかけて、ふれーゆ裏に入って来る事があります。

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沖にナブラや鳥山が出来ますので、ちょい前か左右を狙いジグを投げ込みましょう。小アジ、小サバ、イワシを背がけにして投げてもOKです。

くれぐれもナブラの中央付近にジグやルアーを打ち込まない事。驚いて魚が散ってしまい、まわりの釣り人から非難轟々(笑)

ジグサビキにするのも一興です。アタリは、強烈の一言。玉網必須の青物。いつナブラが立つかは運次第。

引きはソコソコ。味は脂があまり乗って無くて、気が抜けたブリ^ ^8月下旬からスーパーに1匹500円で売られたりしています。

回遊魚なので、狙って釣れるわけでもない魚。道具箱の隅っこに数個のジグを用意しておきましょう。

8.イワシのウンチク

ふれーゆ裏で、1番釣れるサカナ。回遊のツボにハマると、1時間足らずで軽く100匹は釣れて来ます。

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幼魚は皆様お馴染みのシラス。近年は高値で取引きされる事もあり、イワシも減少傾向。イワシの群れが、ふれーゆ裏に入って来ると、これを捕食する青物も入って来ます。

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釣れるイワシの中で最も数が釣れるのが、カタクチイワシ。クチを目一杯あけて入る物なら何でもかぶりついて来ます。

食物連鎖の最下位点に位置するサカナで遠洋漁業のカツオ釣り漁船の生きエサにも利用されるサカナ。

たまにルアーのトリプルフックにも喰いついて来て、笑わせてくれます。寿命は約3年で最大サイズで18センチ前後。

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6月ぐらいに産卵を控えたサイズが良い奴が回遊して来ます。新鮮なカタクチイワシは、刺身にすると「鯛より美味い」と言うくらい美味しい魚です。

サビキやトリック仕掛けに喰いついたカタクチイワシを放ったらかしにしておくと、カサゴカマス、サバ、タチウオ、セイゴ(フッコやスズキも)、メバルが喰って来る事があります。

釣れたイワシを活き餌にして、青物狙いの1発逆転も楽しい釣り方です。トリック仕掛けでイワシを釣り上げてると顔馴染みのベテランさんが頂戴と貰って行きます。

カタクチイワシ以外に、マイワシ、ウルメイワシが混ざって来ますが、釣れる数は僅かです。また、サッパに良く似た、ニシン科のカタクボイワシが廻って来る事があります。

秋口ぐらいから、その年に生まれて成長した、5センチ程度の奴(マイクロイワシ命名)が、大口を開けて喰って来ます。

9.海タナゴのウンチク

釣り物が少ない、ふれーゆ裏の冬場のエース。しかも、栄養が良いからか、25〜30センチ近い大きなサイズも釣れて来ます。

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ふれーゆに遊びに来て、裏を散策している方達が釣れた海タナゴを見て「真鯛??」と驚かれる事も。

海タナゴはクチが小さくて、おちょぼ口なのが特徴。毎年、5月ぐらいに産卵期を迎える魚で、卵胎生のサカナ。

逆子で幼魚を産卵するので、妊産婦には食べさせてはいけないサカナとか?

お腹の中で卵を返して、逆子で子供を産む魚です。この時期に、お腹が大きく膨らんだ海タナゴはクチは大体、メス。

釣れた魚を捌くとお腹の中から、小さな目玉がついた魚が十数匹ゾロゾロと出て来ます。あまり、美味しい魚でも無いので、釣れたら可哀想うなのでリリースしてあげましょう。

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一時期、あまりにも釣れるので、調理方法を色々と試した事があります。水っぽい魚で身も薄く、旨味が無い海タナゴ。

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焼魚にすると、そこそこ味。ならば開きにして冷蔵庫に3日、ラップせずに放置。水分を飛ばして干物に。

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焼いた物にカボス、ゆず、レモンを絞り醤油をかけると、コレが中々の美味。もう一つの食べ方としては、スプーンで肉を削いで丸めて、油で揚げて薩摩揚げにすると絶品です。

ワケギを刻んだものとレモン汁を加えた、つみれは焼いても、つみれ汁にしても中々、美味い逸品です。

10.エイのウンチク

また、ちょい投げ釣りをしていると、稀にアカエイがヒットします。アタリや引きは強烈で、投げ竿を固定しておかないと一瞬で竿を海に引きずり込まれます。

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大体、座布団サイズの大きさがあり、重くて海水の抵抗も大きい。デカいの万が一、無事に釣り上げられたら、尻尾についているトゲに注意。強烈な猛毒を持っています。

尻尾にトゲが無い歴戦の猛者^ ^が釣れる事もしばしば。以外と個体数が多いのも特徴。

ヒレや肝は食べられるサカナですが、内臓は臭いサカナ。リリース^ ^が無難ですが、今度釣れたらチャレンジしてみようかな?

多種多様なサカナが都心部に近くて、横浜港奥の工業地帯埋立地のふれーゆ裏。まだまだ、季節により様々なサカナが釣れます。

次回は、11〜20位の発表です。「あのサカナが入ってないじゃん!」出来るだけ、アイウエオ順で並べています。ただ今、編集中ですので、しばらくお待ち下さい。

それでは、次回をお楽しみに。こんな珍しいサカナも釣れたよ!見たことがあるよ!と言う方はコメント覧に記載をお願いします。