ふれーゆ裏たぬきのトリック仕掛釣り日記

横浜港奥の『昼間は釣れないふれーゆ裏』での夕まずめ釣りをメインに1年中、アジ嬢を追いかけまわしております。

大手町退社後のアフターは平林か?ひらりんか?(竿休めばかり^ ^20220616)

段々とコロ助も沈静化方向だし、厭戦気分が蔓延。某国営放送気取りの、米国のメジャー中継を見てもマスク面は数える程。

そんな訳で出社制限も緩和傾向。それに伴い、出社機会も増加中。今月は3回目の大手町出社。

横浜駅から乗り込む、東海道線も結構な混み具合いだし、横浜駅も人の波が戻って来ています。

とは言え、朝方からテレワークを開始して、9:00過ぎに横浜駅から東海道線に乗り込んでるから、朝イチの混み具合いは?

10:00ごろに東京駅に到着。日本橋口には、端に旅行会社のツアコン御一行様が、ちらほらと、たむろしていました。

日本橋口を出て左手のJR管理事務所口には、布団屋が布団を回収中でした。JRは夜勤があるから、宿泊用布団も大量に必要なんだろうなぁ。

たぬき親父も若い頃には、会社には宿直室がありました。和室の部屋が二間と12名が入れるカイコ棚ベッド室が2部屋。

24時間365日入れる大浴場とサウナ、シャワー室完備。22:00まで残業すると、無料で夕食が提供されるので、良く食べてました。

更に貫徹すると0:00に夜食。(お握り2個と味噌汁、香の物)で、7:00に朝食。これも、無料支給されてました。

だもんだから、36協定(サブロク)あるのか?ないのか?月の残業数は軽く100時間越えは上等でした^ ^もう、過去の話ですね。

猛者の独身者はアパートを解約して、会社に住み着いている奴も出る始末。住宅手当&交通費不法取得でブチ締められてました^ ^

そんな事を回想しながら、会社に到着。オフィスコンビニでお茶ペットボトルを購入して、業務を開始。

お昼は久し振りに、辛子明太子&辛子高菜が食べたくなり、同僚と、みずほ銀行本店の丸ノ内永楽ビルB1(通称iiyo!!)博多モツ鍋屋やまや丸ノ内店に。

そこそこに行列が出来ていましたが、10分程度で入店。注文と支払いは先払い。この店は昼のランチにも、モツ鍋定食があります。

モツ鍋は昼には重いし、辛子明太子で、ガッツリとご飯が食べたいので、たぬき親父は焼き魚定食。本日の焼き魚はホッケ。

同僚は唐揚げ定食。辛子明太子&辛子高菜、ご飯は食べ放題。何故か、男性よりも女性客が多い。

ホッケの干物は大ぶり。辛子明太子で2杯飯を平らげて完食。まぁ、今日はこのぐらいで勘弁してやる事に。( ̄(工) ̄)/

会社に戻り、18:00に業務終了。会社を出て、一路、日本橋方面に。先月も見た、お江戸日本橋亭に。

落語芸術協会所属の春雨や雷蔵が開催している雷蔵八百夜に。毎月1回公演で半分を過ぎたところらしい。

それでも、八百夜達成は100歳を超えてしまうとか。先月は雨☔️の為、客もまばら。今日は開演前の行列が出来ていました。

入場開始を告げる1番太鼓(寄席太鼓)が鳴り出して、入場受付開始。1番太鼓は、「どんどん、どんと来い!カネ持ってどんと来い」と打つんだとか。

木戸銭の所で出納をしているのは、お弟子さんで二つ目の春雨や晴太さん。師匠の独演会前座も、務めています。

70席あまりの寄席は、入場から10分程度で、ポツポツと空きはあるものの、上々の客入り状態。

そして、2番太鼓、お囃子が始まり幕開けになり、前座は二つ目の晴太さん。演目は古典落語で有名な平林(ひらばやし)^ ^

知ったかぶりを笑う似たような話に、転失気(てんしっき)があるけど、こちらの噺の方が有名かな。

商家に務める丁稚の定吉(なんと6歳。読み書きが苦手)は大旦那から、隣町の平林宅に手紙を届けて欲しいと頼まれて、出掛けたは良いものの、途中で誰に届けるのか忘れてしまう。

困った定吉は、あちこちの人に手紙を見せて読み方を聞くと、平林が平林(たいらばやし)になり、ひらりんに。

どうも違うと別の人に聞くと、平林が「いちはちじゅうのもくもく」こんな長い名前じゃなかった?

別の人に聞くと平林が「1つと八つで十っきっき」何が何だか、わからなくなった定吉

街中を泣きながら「たいらばやしか、ひらりんか?いちはちじゅうのもくもく、ひとつとやっつで、とっきっき」

それを見かけた平林さん。「なんだ、なんだ、定吉っさんじゃないか?どうしたんだ」

「あ、平林さん、こんにちは」がサゲになる古典落語。他に「アレは、きちがいじゃないか?」「いえ。ききちがいです」

昔は年端もいかない子供を口減らしの為に、奉公に出すのは当たり前。現在の雇用契約と異なるのは、丁稚奉公は完全無給無休制度。

衣食住だけは確保されているものの、休みは正月だけ。朝から晩まで働かされる労基法など無い時代。

利発で機転が利き、働きの良い子供は長年の丁稚奉公の末に手代に昇進。初めて正式に雇用されて給金が支給される身分。

そうで無い奴は、どんどん解雇されて、放り出されるのは、いつの時代にも通じる悲しい定め。

読み書き算盤、商いのイロハを学び、認められると管理職の番頭に昇進。番頭から大番頭、更に暖簾分けを受ける事も。

まぁ、子供は親を選べないのは、仕方がないのは、現代も一緒ですね。

2番手は、来年、真打ち昇進予定(年数的に多分)の春雨や風子さん。女性噺家の色気を活用して「お見立て」を怪演^ ^

吉原の花魁(おいらん)は、落語解釈の由来では、「キツネ🦊たぬきは人をばかすが、遊女は尾っぽが無いのに人をばかす」

尾がいらん!で、おいらんになったとか、が、まくら言葉になっています。(諸説ありで、落語説は薄い説らしい^ ^)

花魁喜瀬川に入れあげている、豪農のもくべい。身請けしてかみさんに迎えようとする入れ込みぶり。

喜瀬川は田舎者で野暮で醜男のもくべいが大嫌い。数ヶ月、来なかったので安堵していた所に、もくべいがやって来た。

太鼓持ち(男芸者)の喜助に、自分は病に臥せっているので追い返せと頼んだが、もくべいは「では、お見舞いに」と帰らない。

喜瀬川は数ヶ月来なかった、もくべいに恋煩いをして食べる物も食べられずに衰弱して病死したと伝えろ!と再び喜助を送り出す。

「では墓参りに行くべ」ともくべい。困った喜助は再び、喜瀬川の元に。

「しつこい男だねェ〜。そこいらの寺に行って、適当な墓をみつくろって、墓の前に花をどっさり添えてやんな。ついでに線香も、たっぷりつけて、モクモクにして戒名が読めないようにしてやんなさいよ」

喜助はもくべいを連れ立って、山谷の寺に同行。花と線香をどっさり買い、先に墓の掃除を🧹すると、墓地入口に残す喜助。

見知らぬ人の墓に花をどっさりといけて、線香の束に火をつけて準備万端。もくべいを呼び寄せて、ここが喜瀬川の墓だと案内。

「可愛そうになぁ、こったら姿になっちまって、ゴホゴホ、、こんなに線香に火がつくほど燃やす奴があるか?煙くて墓も見えねェし、花束で戒名も読めねェ」

煙を仰いで花を退けると男の墓。違うじゃ無いか?と激怒するもくべい。しらっと、間違えました、隣の墓ですと喜助。

ところが、これは老婆の墓。憤慨した、もくべい。「いったい、吉瀬川の墓はどこだ」

喜助は「へい。ずらりと並んでおりやす。どれでも、お好きな物をお見立て下さいやし」がオチ。

トリは春雨や雷蔵師匠。演目は2本で、初めは天災。落語は言葉遊びを盛り込んだ物が多いけど、これもそのひとつ。

長屋に気が短くて喧嘩っ早い大工の八五郎が住んでいた。困ったかみさんと母親が大家に相談。

大家は博識者の先生の所に八五郎を向かわせて意見させようと、八五郎を説得して、送り出す。

博識者の先生は苦心して八五郎を説得。「短気は損気、急がば回れ。孝行したい時には親は無し」と言い聞かせるが八五郎は聴く耳を持たない。

博識者の先生

「商店の軒先で店の小僧さんに水を掛けられたとする。八五郎はどうするかな?」

八五郎

「きまってまさぁ。まず、小僧を殴り倒す」

博識者の先生

「まず?他に続きがあるのか?」

八五郎

「当たり前でさぁ。小僧の首根っこを掴んで、店に乗り込み、テメエの店では通行人に水を掛けやがるのか?この落とし前は、どうつけるんでぃ!とドヤします」

博識者の先生

「相手がいるから相手に喧嘩を売るわけだ。それでは、何にも無い広い野原で、雨☔️に振られたらどうする?」

八五郎

「雨宿り場所を探しやすよ」

博識者の先生

「それじゃよ。天から降って来た雨は☔️どうしようもない。これは天災じゃ。怒っても仕方がない事。店の小僧さんに水を掛けられても天災と思えば腹も立たないだろ?」

先生に諭されて納得した八五郎。誰かに聞いた話をしたくて仕方ない。

そんな時に、同じ長屋の留吉が浮気をして、別れる、別れないで大ゲンカ。そこで、無理矢理、仲裁に入る八五郎

たぬきはたぬき、急がば遠廻り。天から小僧が降って来たらどうする?言ってる事がめちゃくちゃ。

天災だから諦めろと八五郎。留吉は、ふざけるな!天災じゃねェ。先妻で揉めてるんだ!がオチ。

二幕目の浮世床は、当時の江戸庶民は丁髷頭なので、年がら年中、床屋通い。その為、床屋は、庶民の社交場になっていた様です。

床屋は剃刀(刃物)を使うので、戦国時代は重宝されて、外科専門としても軍勢に参加していたらしい。

床屋のトレードマークになっている、トリコロールカラーの回転灯?は赤は動脈で、青は静脈を意味していると床屋の親父から聞いたけど本当かなぁ。

髪結いの時間が来るまで、待合いでたむろしている顧客の、たわい無い無駄話の連続が落語のネタになっています。

拍手喝采で本日の寄席は終了。終演後に雷蔵師匠が寄席の外まで出て来て、帰宅する客を見送りに出て来てくれました。

此方はお弟子さんで、二つ目の晴太さんと同じく二つ目の風子姐さん。

月イチで開催されている雷蔵八百夜。次回は7月12日(火)お江戸日本橋亭で18:00会場、18:30に開演予定です。

次回も、お弟子さんが、一席づつで師匠が2席。師匠の噺は狸さい、他になります。再び時間を取り行こうと思っています。

ちなみに木戸銭は通常2300円。パンフレット有りだと、1800円。(少し早く、お江戸日本橋亭に行けば、外にパンフレットが置いてあります。)

帰りに日本橋の立ち喰い蕎麦屋に入店。デカいかき揚

げそば&いなり寿司のセットを注文。かき揚げがデカい。(玉ねぎデカい)

東京駅八重洲北口から入り、東海道線に乗り込み、横浜駅経由で帰宅しました。

次回、6/16(水)に、久しぶりに会社所属部署の主催で、ランチ会が開催される予定。もちろん、タダ飯となれば、たぬき親父に異議無し。

同日は9:00に出社予定。朝5:00起きで気合いを入れて、出勤する事にします( ̄^ ̄)ゞ